良寛百花園の概要

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 良寛百花園の概要良寛百花園の花の見頃周辺の花の名所新潟の花の絶景良寛さまの野の花の歌百花園園主の「つぶやき」

(1) 良寛百花園とは   

 良寛さまが住んだ五合庵のある国上山の麓・寺泊の野積の地にある「良寛百花園」は、清楚で可憐な花々が四季折々に咲き乱れ、さわやかな風を感じるお庭・お花畑です。
 オープンガーデンですので、誰でも、いつでも、無料で、この花園に入って、自由に花を楽しむことができます。(私は清楚で可憐な美しい花が好きです。そのため、たくさんの花を育てています。美しい花を自分だけ愛でているのはもったいない。たくさんの人からも見てもらいたい。そういう思いから、たくさんの花を植えているお花畑のようなお庭をオープンガーデンにしました。)
 また、駐車スペースもありますので、車で気軽にお越しいただけます。

(2) 名前の由来

 私は良寛さまの美しい心が好きです。良寛さまは晩年、木村家の庵室に住んでいた頃、庵室の周りに秋の七草などを植えて育てていました。良寛さまはガーデニングの先駆者だったのです。
 そこで、オープンガーデンの名前を「良寛百花園」としました。越後では、春になると、すべての花々が一斉に花開くのです。永く厳しい冬を、雪の中の五合庵でじっと耐えていた良寛さまにとって、春の到来はなにものにもかえがたい悦びだったのです。百花園の名前の由来は、次の漢詩などによりました。

・阿部家に伝わる良寛さまの遺墨があります。
 間庭に百花開き、餘香(よこう)此の堂に入る、相対して共に語る無く、春夜夜将(まさ)に央(なか)ばならんとす
・良寛さまの漢詩に「百花春」の句があります。
 自出白蓮精舎会 騰騰兀兀送此身 一枝烏藤長相随 七斤布衫破若烟 幽窓聴雨草庵夜 大道打毬百花春
・江戸時代、江戸の向島に「向島百花園」がありました。

(3) 開園時間

 休園日はありません。
 3月下旬~11月末まで、24時間いつでも入園できます。(管理人は不在の場合が多いです。)

(4) 住所・マップ

 住所:〒940-2501新潟県長岡市寺泊野積 ホテル飛鳥から徒歩8分
 良寛百花園のお隣にも、オープンガーデン「さくら草」があります。「さくら草」はたくさんの花木の花と緑にあふれ、庭には一輪車のコンテナや動物をかたどった素敵な小道具などがいっぱい。ギャラリーの中には桜井さんの手作り木工品などが展示され、お得な価格でお買い求めもできます。また、海の見えるデッキで休憩もできます。

 

(5) 花苗のサービス価格販売


 ご来園された皆様へのサービスとして、花の苗をポリポット3個100円で販売しております。また、鉢の 大きさに応じて、100~400円の鉢植えの植物も用意しております。無人販売ですので、管理人が不 在でも、貯金箱に代金を入れて、お買い求めいただけます。備え付けのビニール袋に入れてお持ち帰りください。種から花を育てると非常にたくさんの苗ができます。また、宿根草や球根は年々大きくなり、増えていきます。そこで、花の苗を間引いたりせず、新たに育てていただける方にバトンタッチします。

(6) 特徴

・約300坪の平面的で広いお花畑です。
・4月10日頃には、桜(ソメイヨシノ)の巨木が満開になります。
・5月中旬日頃には、1000本のジャーマンアイリスが咲きほこります。
・5月下旬頃から、約50種類の楚々としたヤマジサイを楽しめます。
・6月は、一番たくさんの種類の花々が咲きます。まさに百科繚乱です。  
順徳帝ゆかりの白菊「都忘れ」を植えています。
 承久の変で佐渡に流された順徳上皇が配所で詠んだと伝わる次の歌に因みます。

  いかにして契りおきけむ白菊を都忘れと名づくるも憂し

 佐渡に伝わる伝説によれば、順徳上皇は小さな菊を御所の周辺に植え、愛でていました。もとより菊の花は皇室のシンボルで、ことに後鳥羽上皇が白菊を好んだことはよく知られています。配流の島で、父帝が愛した白菊に似た菊花を「都忘れ」と名付けて愛着することを、いかなる因果の巡り合わせか、と嘆息している歌でしょう。

※順徳帝ゆかりの白菊「都忘れ」は、春に咲くミヤコワスレではなく、秋に咲く白菊の名前です。

覚樹庵の良寛椿を植えています。
 良寛は二十二才から三十四才までの間、岡山県の円通寺で修行していました。三十三才で印可の偈を授かった頃には円通寺の境内の中の覚樹庵の庵主になっていたとの説があり、覚樹庵に咲く白い椿はいつしか「良寛椿」と言われるようになりました。 

(7) その他

 駐車場(乗用車5台分)はありますが、トイレその他の設備はありません。

【お願い】
 ・花は通路にも植えてあります。踏まないようにお願いします。
 ・ペットも入園できますが、お花を踏まないように、なるべく抱いてください。
 ・ゴミ箱はありません、ゴミはお持ち帰りをお願いします
 ・灰皿はありません、禁煙をお願いします。

(8) お問合せ先  

 良寛百花園の管理は、野積良寛研究所が行っています。

   〒940-2501新潟県長岡市寺泊野積203-8
   野積良寛研究所 所長 本間 明 (良寛百花園 園主)
  090-2488-8281 (お電話はなるべく18~21時にお願いします)